平成初期に比べると、熱中症患者は増加傾向
近年、被害が減っているとはいえ、数年前に比べると、気候変動やヒートアイランド現象によって熱中症の被害はまだまだ多いのが現状です。また、多くの重傷者も出しており、最悪の場合、死に至ることもあります。室内にいても必ずしも安全ではなく、対策の難しい熱中症は、大きな社会問題になっています。
近年、被害が減っているとはいえ、数年前に比べると、気候変動やヒートアイランド現象によって熱中症の被害はまだまだ多いのが現状です。また、多くの重傷者も出しており、最悪の場合、死に至ることもあります。室内にいても必ずしも安全ではなく、対策の難しい熱中症は、大きな社会問題になっています。
毎年、こんなに沢山の人が熱中症で
緊急搬送されて
いるのね。
子供や高齢者にとって
熱中症は死に至ることもあり、深刻な問題なんです。
今までの熱中症対策に効果があると言われている商品は「暑い状況を避ける」「水分をこまめに補給する」などあくまで一時的な対処するものが殆どです。
しかし、穴の空いた水道管に水を通しても無駄なのと同じように、細胞が傷んだ血管に水分とイオンを補給しても、根本的な解決にはなりません。
細胞が傷んだ血管は、
穴の空いた水道管の
ようなもの
東洋大学が「丈夫な血管を作る」というアプローチから、ハッサクなどの柑橘類の果皮に多く含まれるオーラプテンが、熱中症対策に効果がある可能性を発見。細胞内に摂取することで、熱ストレスから細胞を守る効果があることがわかっています。
柑橘果皮成分オーラプテンが
熱中症対策の効果!!
通常
37℃
通常37度の状態の
血管内皮細胞
熱ストレス
40℃
熱で死んだ
血管内皮細胞
熱ストレスオーラプテン
40℃+オーラプテン
オーラプテンで生存する
血管細胞
オーラプテンは、すべての柑橘類に含まれる訳ではなく、ごく一部の柑橘に含まれているクマリン類の成分です。主に皮にのみ含まれています。
中でもハッサクにはそんな貴重な成分がたっぷり含まれています。ハッサクは、熱中症対策に適した果物と言えるでしょう。
じゃあ、ハッサクの皮を食べたら
熱中症が治ってしまうの?
ハッサクちゃん、それは違います。
オーラプテンは薬ではないのですぐに効果は出ないのです。
え~!
即効性はないんだ・・・
残念。
継続してオーラプテンを摂取することで血管を丈夫にし、
熱中症になりにくい体をつくるのが目的なんです。
でも、血管が強くなったら
暑さに強い体を作る以外にもイイコトありそう!
ハッサクプロジェクトでは、
そのあたりの研究を今後進めていく予定なのであーる。
学部学科
13学部、45学科
学生数
学部生 30,059人、大学院生 964人
受入留学生 55人
教職員数
教員 765人、職員 522人
キャンパス
白山、川越、板倉、朝霞、赤羽台
箱根駅伝
総合優勝4回
(往路1位7回、復路1位3回)
東都大学野球
優勝20回(春13回、秋7回)
歴代オリンピック
大会出場選手
49人
(2022年現在)
世界で初めて
オーラプテンが熱中症に
有効である可能性を発見
- 東洋大学 特許に関して -
【 特許取得済 : 特許第6557893号 】
約100種類以上の植物由来成分の中から、熱による血管細胞の障害を防ぐ効果が最も強い成分として、オーラプテンの機能を解明。
オーラプテンを細胞内に摂取することで、熱ストレスから細胞を守れることを世界で初めて発見しました。熱中症対策に効果的な成分としての特許も成立済。加えてオーラプテンの作用機序も確認済みです。